開催地からのご挨拶

開催地からのご挨拶

 令和6年2月1日(木)・2日(金)の2日間、「名古屋国際会議場」において、一般財団法人救急振興財団との共催により「第32回全国救急隊員シンポジウム」を開催するにあたり、一言御挨拶を申し上げます。

 名古屋市は人口約232万人を有する東海地方唯一の政令指定都市であり、日本のほぼ中央に位置しております。今から数年後には名古屋―東京間をリニア中央新幹線が開通予定であり、約40分で東京との行き来が可能となります。そして、将来的には東京、名古屋、大阪がリニア中央新幹線で結ばれ、人々の活動範囲・生活範囲が広がり、中心地である名古屋市は日本最大級の交流圏になると予想されております。また、2026年にはアジア競技大会の開催が予定されており、スポーツを通じた国際交流や地域の活性化を図りながら、名古屋の情報を国内外に発信することで、国内さらにはアジアの都市と多様な交流・連携を促進するなど、魅力ある都市づくりを推進しております。
名古屋市消防局長
半田 修広

 消防・防災に目を向けると、東日本大震災から12年が経過した中、今年度も各地で大規模な地震が多く発生しております。いつ発生してもおかしくない南海トラフ地震に立ち向かうため、過去の地震災害を教訓にして消防救急体制の強化を図っていくことは勿論のこと、地域の力を育むことが何より重要と考えております。そのために、消防団との連携による災害対応能力の強化、自助・共助のベストマッチによる地域防災力の強化を推進しております。

 このたび名古屋市で開催する全国救急隊員シンポジウムは26年振り2度目の開催となります。メインテーマは「SPREAD(スプレッド)~名古屋から広げよう、垣根のない世界を~」といたしました。新型コロナウイルス感染症の流行により直面した数々の苦難を教訓として、消防組織の連携に留まらず、国や県、医師や看護師、介護士やソーシャルワーカーなど、様々な職種の方々との連携を促進し、時代の変化に適応した救急医療体制の構築を目指してまいりたいという想いから、この機会を通じて全国の消防機関及び関係機関との連携をこれまで以上に強固なものとしていきたいと考えております。

 結びに、開催にあたりご参加いただける皆様にご満足いただけるよう準備を進めてまいる所存でございます。全国の消防職員並びに多くの皆様に名古屋の地にお越しいただくことを名古屋市消防局職員一同、心よりお待ち致しております。関係機関をはじめ、皆様からご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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